2012年1月22日日曜日
互助会の加入。
今回は葬儀費用の話。
先日の義父の葬儀に関わって、自分が死んだ際の葬儀費用について考える機会をもらった。
地方によって違うとは思うが、葬儀というのはこんなにもお金がかかるのだということを初めて知った。
考えてみれば、昨今結婚式は挙げなくても夫婦にはなれるが、葬儀は挙げないというわけにはいかない。
特に自分が死ぬなんて思ってなくて、そんな中突然死んだらどうするのかという話である。
義父は特に病気で入院していたわけでもなく、それこそ大往生というべきであった。
しかし、いよいよ危ないと言われていたならいざ知らず、そんな予兆もなく亡くなった義父は、遺言状はおろか当然自分の葬儀について何かしらの希望や指示を残していたわけではなかった。
突然最愛の人が亡くなった際、葬儀屋の手配なんて自分で冷静に出来るはずもない。
病院で亡くなったなら病院からの紹介で、もしくは親戚が以前お世話になった葬儀屋でというように何となく流れに任せて、相手から提示された金額で取りあえず無事に済ませられれば良いというようになるのが普通だろう。
今回義父の通夜式から葬儀に立ち会い、義祖父の約20年前の互助会の掛金が未だ無効になっていなかったおかげで、結果的にあらゆる面で葬儀費用が安く済んだ。
そしてその葬儀屋がそれなりに良い働きをしてくれたので、喪主であったダンナもそれをサポートするあたしも初めてのことながらそれなりに務めを果たすことが出来たのである。
義父の葬儀が終わって自宅に戻ってから、あたしは真っ先に互助会について調べた。
ほんのり聞いたことはあるような気がしないでもないけど、システム自体は知らなかったから。
どうやら、積立式である程度支払っておけば葬儀費用が割引きになるというものだった。
しかも他県に引越してもその掛金の移行もできるし、支払った金額は保障されるという。
本当は新潟でお世話になったその葬儀屋で加入申し込みをしたかったのだが、互助会制度は現在住んでいる都道府県での申し込みになるらしい。
葬儀。
それだけ聞くと当面自分には関係ないことのように思える。
あたしもそうだった。義父がなくなるまでは。
でもつい一ヶ月前に会ったばかりの義父がこうして突然亡くなってしまうのだ。
もちろん亡くなってからその場で葬儀屋に依頼することもできる。
でも、葬儀って思った以上にお金がかかるものなのだ。
正直、今回の義父の葬儀はあたし達の結婚のお披露目パーティーよりも費用がかかった。
亡くなればその名義の銀行口座は凍結し、生命保険の死亡保険金がおりるまでには時間がかかる。
そうは言っても、死んだらすぐに葬儀費用としてまとまったお金が必要になるのである。
もちろん老後資金のための対策は立ててるよ。
だけど、資産運用している資金てモノによるけどすぐに解約できるものなの?
死亡した人の名義の口座からすぐにお金っておろせるの?
はたまた香典で賄う?
・・というわけで、突然死のパニックでワケも分からないまま何となくの流れでお金がかかるよりも、いちばん稼ぎのある今こそ自分達の葬儀費用について準備しておくべきではないかと思ったのだ。
もちろん昨年末にも記事になった互助会の解約金問題については気になった。
分からないこともたくさんあるので、今日実際に説明に来てもらった。
今や国や会社が守ってくれる時代じゃない。
自己責任において自分のことは自分で何とかしなければならない。
特にウチみたいにDINKSキメこんでる夫婦は、最終的に自分の身の後始末まで自己責任である。
掛金自体は大したことない。
ヘンなハナシ、掛金が払えるうちに払っておいた方がいい。
それを自分の両親や、兄弟に使うこともできる。
他県に引っ越して転入先のプランと合わなければ差額を払うことによってその転入先でのプランが適用になる。
そしていちばん魅力的なのは、払い込んだ掛金に利息はつかないけれど現在価値のままの効力が解約しない限り続くということだ。
端的に言ってしまえば、資産が1億とかあれば保険に入る必要もないし、まして当然自分の葬儀費用を気にすることもない。
けど、そうもいかないから万が一に備えて保険に入り、貯蓄だけじゃ増えないから資産運用をし、そうは言っても日々貯蓄と節約に励み、老後資金へのプランニングを今から立てるのである。
結果的に同じ金額を払ったとしても現在価値と比べて将来のその金額の価値はどうなっているか分からない。
だからこそ、というわけである。
結婚って、今後の運命を共にする、いわば戦友としての同盟を結ぶという契約であると思う。
誰も守ってくれないこの時代にいかに協力して生き抜くか。
1人よりも2人の方が知恵を出し合い、励まし合いながら乗り越えて行けると思う。
そんなパートナーに出会えたことに感謝しながら、自分のマネーセンスをもっともっと磨いていこうと思う今日この頃なのでした。
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